旦那さんのアメリカへの赴任が決まった!
けど、どうしよう?子供や両親のこと、環境の変化について、いろいろ考えると、帯同よりも単身赴任してもらった方がいいのかも?けどやっぱり帯同したほうが子供のためにいいのかな?
そんな風に迷ったときに読んでもらいたい!
私はちなみに駐在ではなく、いわゆる永住組で、アメリカに住んで15年以上になります。そんな中で駐在の人との付き合いが多いので、今まで私が聞いたことのあることをいろいろまとめた。
最終的にどうするかを決めるのはあなた自身だと思うので、考えるときの1つの材料になればいいなと思います!
メリット
まず最初にアメリカで駐在するときのメリットを5つ紹介!
- 子育てしやすい
- キャリアアップのために大学に通ったり、英語を習得したりできる
- 補助金が出る
- 日本からは行きづらい場所に旅行へ行きやすい
- 家族の絆が深まる
メリット1:子育てしやすい
これはよく帰国する前の人たちが言うことだけど、日本に帰ったら子供たちは静かにしてないといけないし、もっと狭いところに住むところになるし、子供にとっては窮屈になるからかわいそう、なんて話。
アメリカには、公園もたくさんあるし、子供の遊び場もたくさんある。しかも子供に対してかなり寛容。
もちろん場所にもよる。例えば、私が前に住んでいたカリフォルニアは、州が赤字で教育にかけるお金があまりない。だから小学校は午前中だけとか、とにかく子供たちが学校にいる時間がものすごく少ない。
それに比べて、今住んでいるミシガンのデトロイト辺りだと、小学生たちはほとんど朝の9時くらいから4時くらいまで学校に行ってる。カリキュラムもしっかりしてると思った。
メリット2:キャリアアップのために大学に通ったり、英語を習得したりできる
駐在の奥さんはみんな英語が話せなくて、日本人同士でかたまって、ランチしたりお茶したりとか思われてることが多い。
けど、少数派だけど、頑張ってる人も実はいる!
大学に通って勉強してたり、本気で英語を話せるようになるために苦労してる人も。
メリット3:補助金が出る
お金!これは会社にもよるけど、ほとんどの会社が、家賃や光熱費などは出してくれてる。他にも幼稚園代とか、日本語維持のための補習校などは払ってくれてることが多い。
だからもらった給料は、ほぼほぼ懐の中へ入ってくるのではないのかなと思う。
その残ったお金で、旅行する人が多い!日本ではこんなことができないから、ここで楽しんじゃう!と言ってる、みんな。
本当に休みさえあれば、どこかに旅行してる(笑)「え?また行くの?」って思う。
メリット4:日本からは行きづらい場所に旅行へ行きやすい
駐在中は結構アメリカ中を旅行する人が多い。子連れの人はほとんどがアメリカ国内が多い。
国内以外は、ディズニークルーズとメキシコのカンクンはめちゃくちゃ人気。そこで結構知り合いに会うらしいよ、みんな。同じ時期に行って、同じホテルに行って、同じように観光して・・・。
けどたまに強者がいて、ちょっと変わった場所とかに行く人もいる!
あとは、夫婦や単身で来てる人は、ブラジルとか南米やカリブにも行ってる。
メリット5:家族の絆が深まる
これもよく聞く話です。やっぱり最初は、みんなアメリカのことが全く分からず大変だったと言います。けど、それを夫婦で乗り越えたり、子供たちも一緒に家族で頑張ったりする。
そうすると、自然と日本にいた時よりは家族に一体感があるというか、一緒に戦って苦労してきたと感じるらしい。
だから、家族の大事さに気づけたり、旦那さんや奥さんに感謝できる。
デメリット
つづいてはデメリットを5つ紹介!
- 助けてくれる人が誰もいない
- 奥さんが働けない
- 駐在同士の独特の人間関係
- 今の職を辞めないといけない
- 親や親せきの突然のことに対応できない
デメリット1:助けてくれる人が誰もいない
これが一番大変だと思う。
今までは日本で、両親、兄弟、昔からの友達などがいて、もし何かあったら頼れるという人達がたくさんいる。
夫婦喧嘩したときに行く場所とか、子供をちょっと預かってもらう人とか、悩みがあったら相談する人とか。
だけど、アメリカに来たら最初は友達はゼロ。いや、もしかしたら1人も仲良しの人はできないかもしれない。
子供がいる人にとっては、子供はほとんど自分で見ないといけない状態になる。旦那さんの帰りが遅い家庭は多いみたいだから、そういうのに苦労してる人は多い。あと、出張が多いところも多い。そうなると、奥さんが全部自分でやらないといけない。
デメリット2:奥さんが働けない
これは私は納得いかないことなんだけど、奥さんが働くことを禁止している会社が多い。なぜよ!?
もちろん発行してもらえるVISAにもよる。VISA自体、奥さんは働けないってなってる場合は、そりゃあもちろん働けない。それは納得。そういうアメリカの法律だから。
そうではなくて、VISA上は奥さんは法律上働けるのに、会社がダメと言ってる場合。
これって人権侵害にならないのかなと、いつも不思議に思う。もしかしたら正当な理由があるのかもしれないけど、VISAでオッケーって言ってるんだから、どんな理由があってダメなんだろうか?
知り合いは、どうしてもアメリカでも働こうと上の人と取り合ったりして頑張ったけど、やっぱり会社がダメになった。
他にも、「働けることになった!」じゃあ、あなたたちは補助金はなし・・・。なんて無茶なことも聞いたことある。だから奥さんが働くとなると、かなり無茶なことをしないといけないし、相当な覚悟がいるみたい。
あとね、周りの人からも「あの人は働いて、会社のルール破ったのかしらね~」なんて奥様達に言われてハブられる心配もある。
デメリット3:駐在同士の独特の人間関係
そう、そしてここで出てくるのが、このアメリカに住む日本人の駐在同士でも人間関係。
私は永住だから奥様会なんて呼ばれないし、変な競争もない。
特に私が住むこのミシガンのノバイは本当に特殊な街だと思う。アメリカの日本人が多い地域はいろんな種類の日本人が混ざり合ってる。留学生、アメリカ育ちの日本人、永住、起業家、フラッとしてる人、違法滞在者、国際結婚、駐在などなど。そして年齢もいろんな層の人がいる。
けど、ここは駐在だらけ!しかもだいたい30代~40代子連れ、ほとんどが車関係の仕事の人、愛知から来てる人、が多め。
だから余計に変な社会が出来上がってると思う。
マウンティングなんてザラにあるみたいよ。
だけど、それをみて面白おかしく笑ってる人もいるし、そのせいでうつになる人もいる。ちなみに、永住の私たちからしたら、な~んともない話。勝手にやってくれって感じ。
デメリット4:今の職を辞めないといけない
旦那さんについてくるとなると、もちろん今の職をやめないといけない。休職してくる人もいるけど、大変はやめてから来る。
突然主婦になるのも最初は苦労するって話を聞く。
その後も仕事が見つかるかどうかはわからないし、日本に帰国後のことを考えると不安は残る。金銭面でもそう。
デメリット5:親や親せきの突然のことに対応できない
これが一番悲しい事。
去年の夏に旦那のお母さんが亡くなったけど、倒れたっていう電話をもらってから、急いで飛行機を取ったけど、結局間に合わなかった。
だから、もし何かがあったときのことは覚悟が必要だと思います。
おわりに
以上です!
アメリカ生活となると、英語の心配をする人が多いと思いますが、実はそれはそこまで問題ではない。大人は生活に慣れれば英語がカタコトでもなんとかなるし、子供も自力でなんとかする。
今の時代、スマホがあるからそういうのを使ってうまく乗り越えていく人が多い。
日本を飛び出して生活するのは、人生において大事な出来事の1つだと思うので、是非慎重に決めてもらえたらいいなと思います!
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Photo by Priscilla Du Preez on Unsplash