アメリカの市販薬でも、日本で飲んでいたのと同じような薬は探せる!薬局に行くとたくさんの種類の痛み止めが売っていて、どれがどれかわからず迷ってしまいますよね。けど、ちゃんと選び方を知っていればもう怖くない!そんな時に重要な英語6つを集めました。
1.over the counter
これは医者からの処方箋がなくても買える薬のことを指します。つまり市販薬。普通の薬局(Walgreens, CVS, Rite Aidなど)やスーパー(Target, Walmart)の棚に並んである薬です。いろんな言い回しがあるから気を付けて!
- over-the-counter medicine
- over-the-counter drugs
- over-the-counter products
- over-the-counter brands
ドクターに行った時に言われることが多い気がします。例えば、「痛みが引かないようならover-the-counter medicineを飲んでね」のような感じのシチュエーションです。最初のアルファベットを取って、OTCという表記をすることもありますがあまり会話の中ではあんまり出てこないかな。
2.generic
日本との違い:日本でも、ジェネリックという言葉がここ何年間のうちによく聞かれるようになりました。でも、日本で言うジェネリックとアメリカで言うのとは少し違います。調べてみると日本ではジェネリックは、処方された薬に適用されるのが一般的なようです。アメリカでも、日本と同じく処方された薬に適用されます。でも、市販薬にもジェネリックがあります。
お店ブランド:風邪薬のTylenol、花粉症の薬のClaritin、お腹の薬のPepto Bismolなど全ての薬にジェネリックのブランドが存在します。TargetであればそれぞれTargetのブランドの物が置いてあります。CVSならCVS、WalgreenならWalgreenと言うように、書くお店で自社ブランドを出しています。
まぎれてる:パッケージの色やデザインが少し似ていて、薬の主要成分が大きめに記載されている物が一般的です。本来のブランドの薬がたくさん並んでいるところに、ジェネリックの薬が置いてあります。
体験談:私は昔大学に入ったころに、こういう薬の説明を受ける機会があって、「ジェネリックで問題ないからジェネリックを飲みなさい!」とすごく勧められたのを覚えてる。看護婦さんだったのか、薬剤師さんだったのか覚えてないけど、医療関係の人。すごくジェネリックを押してたから、今でも記憶に残ってる(笑)
うん、もちろんそれ以来ジェネリック(*^-^*)値段が安くて、効き目が同じならお得!
3.薬の形状
薬を探してみると同じ薬でもいろんな形、タイプの物が出ています。薬だけではなく、市販のサプリメントでも同じようなことが言えます。
Tablet:1番多く販売されているタイプ。安くて、小さく飲み込みやすい。割ることができる。写真の中の小さくて丸い白い物。
Capsule:透明なタイプ。無味無臭。卵型。表面がツルっとしているので飲みやすい。日本語のタイムカプセルで使われるカプセルで、小さいサイズの容器の中に粉の薬や液体状の薬を入れている。
Caplet:上の2つの言葉を合体させてできた物。Tabletと同じ工程で作られていてCapsuleと同じ卵型。半分にきれいに割ることができる。写真の中の細長い白い物。
Chewable:チューインガムの「チュー」と同じ英語「chew(噛む)」。噛んで飲み込むタイプの薬。薬を飲み込むのが苦手な人に向き。子供向け。
Liquid:薬を飲み込むのが苦手な人向き。子供向け。
4.薬がでかいっ!
アメリカに来て薬やビタミン剤を買ってみたらあまりにも大きくて飲み込めない!と思ったことはありませんか?そんな時に便利なのが半分に薬を切ることができる「Pill CutterもしくはPill Splitter」です。薬を置いているところに行けば5ドルほどで簡単に手に入れることができます。薬の形状によって、切れるものと切れないものがあるので注意は必要です。
5.日本とアメリカの薬の違いについて
日本では1つの製薬会社から主要成分が違う薬が出ています。例えば、下の2つは同じ会社から出ていて名前も似ているのですが主要成分が違い、赤いほうの主要成分はアセトアミノフェンで、青い方はイブプロフェンです。
それに対して、アメリカの場合は同じ名前のブランドの薬であれば主要成分は全て同じです。例えば、アメリカの有名な薬のブランドであるTYLENOLからは10種類以上の薬がでています。色が違っても、タイプが違っても全てアセトアミノフェンが主要成分になっています。
6.薬のパッケージに記されていること
薬は箱に入って売られていますが、その箱に小さい文字でいろんなことが大量に書いてあります。これはAdivilのパッケージのコピー⇩
たくさん書いてあるので読むことを少しためらってしまいそうですが、おおまかに分けて4つのことについて標記されています。左の1番上から読みすすめていきます。
1.Active ingredient
主要な成分のことが書かれています。この場合はAdvilなのでイブプロフェン(Ibupurofen)となっています。同じ痛み止め、解熱剤でも副作用や効果が違うのでここはとても大切です。
2.Uses
この薬がどんな症状に対応できるのかが書かれています。Adivilは頭痛、歯痛、筋肉痛、腰痛などの痛みに効き、解熱剤の効果もあると書いています。
3.Warnings
この薬を摂取する時に気をつけなければならないことが書かれています。
- こういうアレルギー症状が出る(副作用)
- こういう場合にはこの薬は摂取してはいけない
- こういう持病を抱えている場合にこの薬を飲みたい場合は医者、薬剤師に相談が必要
- この薬を飲んでこういう症状が出たら医者に相談する
- 妊娠してる方・授乳中の方への注意
4.Directions
この薬の飲み方が書いてあり、年齢、量などが記されています。薬を飲む上で1番重要な項目です。このAdvilにはおおまかに次のことが書かれています。
- 12歳以上は4~6時間おきに1つ
- 1つで効き目がない場合はもう1つ摂取できる
- 24時間で6つ以上は飲んではいけない
- 12歳以下の子供が飲む場合は医者に相談する
海外旅行先でも役立つ
日本と同じ薬を探すのであれば、まず日本の薬の主成分が何なのかを調べるとグッド!そうすればどの薬を選べばいいのかが一発でわかる。私がいつも買うジェネリックの薬は、主成分が大きく書いてある。「Ibuprofen」とデカデカと。だから結構主成分に詳しくなれた(笑)
これを知ってると、海外に行ったときでも薬が探せたりするから結構役に立つ!メキシコでもイブプロフェンは通じる(笑)
おわりに
自分にあった薬を探して、快適なアメリカ生活を送れるといいよね~。これから風邪の季節だから特に薬にお世話になることも多そう。日本の薬よりもアメリカの薬の方が効くらしいよ?前に知り合った駐在の人は、日本に帰国するときに子供用のTylenol(風邪薬)をたくさん持って帰ってた。「日本の薬よりも熱がすぐに下がるし!」と。
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リライト11/1/2019