本「世界一わかりやすい英単語の授業」は、ボキャブラリーを増やしたいなら絶対に読むべき!単語を覚えるのに苦労してるなら、この本を手に取ってみると、「単語ってこんなに簡単に覚えられるんだ!」と思えるはず!
英語界では超有名な「関正生」先生が書いた本。「え?だれだれ~?」と思った?予備校の講師でスタディサプリなんかにも登場する人で、とにかくこの人の講座はすぐに売り切れ状態らしい。「世界一わかりやすい」のシリーズがあって、他にも文法・作文・英会話などなどがある。値段は1500円とちょっとお高めだけど、その価値は断然ある!
とにかくわかりやすい
名前の通り、説明がうまい。結構難しい単語もたくさん出てくるけど、初心者でもタタタって覚えられる。ハッキリ言って、出てくる単語は難しいものが多い。それでも簡単そうに思えてしまう。この本の最後に書いてあるのが、単語を覚えるのを楽しくしたいって言うこと。それだけ苦痛なく覚えられるようにできてるのが、この本のすごいところ。
語源から覚えると楽しい
共感できた所がいくつかあって、語源から覚えるのは普段から私もよくやってる。だからレッスンでも「語源を調べましょう!」って言うんだよね。やっぱりこれはストーリーがわかったりして、楽しくなる。
例えば「gl」で始まる単語は「gloss(唇に塗るグロス)」「glitter(ラメ)」「glory(栄光)」「glacier(氷河)」などがある。で語源の「gl」にはキラッと光るなんて意味がある。想像しやすくなったでしょ?
身近なものから覚える
この本の中には誰でも知ってるようなものから、英単語を覚えていこうっていう考え方もある。例えば、「ゴールデンレトリバー」ってあなたも知ってるよね?じゃあ「retrieve」って言う単語は知ってる?ゴールデンレトリバーは英語だと「Golden Retriever」で、もともと猟の時に獲物を持って帰ってくる犬のことだった。だから「retrieve」は取り戻すとか回収するって言う意味。
テレビ番組にもたくさんカタカナあるよ
よく「フリップをお出しください~!」なんて言ってるのがあるよね?あれも、この本の中に出てくる。英語の「flip」には「パラパラめくる」って言う意味がある。だからテレビ番組に出てくる「フリップ」は「パラパラめくる紙」のことを表してる。ページをめくることを「flip the page」と表現する。あとはパンケーキをひっくり返すのも「flip the pancake」って言う。
気を付けること
わかりやすいことはいいことなんだけど、これには実は注意が必要!この本を読んでると楽しい。だって「お~こういうことか!なるほど、そうかそうか!」とわかりやすいから、納得できる。わかった気になってしまうんだな・・・。勉強した気になってしまう。オーノー。ちゃんと覚える作業を忘れずに!
前にメンタリストDaiGoも言ってた。わかりやすい先生に習うと学生は勉強しなくなるって言う研究結果が出てるって。こんな記事も見つけたからどうぞー子どもが「わかりやすい」と言う先生 | 桜井信一の中学受験研究所
おススメの学習法
残念ながらこの本に載ってる単語は、そこまで日常で使う単語ではない。受験や英検やTOEIC重視なのかなと思う。だから、単語の覚え方をこの本から学ぶのがいい!そして、自分に本当に必要な単語に応用しながら学んでいくと、めちゃくちゃ効果がある!まさに、アクティブラーニング!
子供がいる人なら、子供が持って帰ってくるプリントから知らない単語を探すのもあり。ドラマが好きなら、その中から知らない単語を見つけるのもあり!とにかく、自分の身近なところから単語を探して、自分なりに工夫して調べてみよう!
単語の数が増えれば増えるほどいい!
文法はどんどん難しいのを覚えていっても、日常では使えるようにならない。でも、単語はあればあるほど助かる! 普段の日常会話では難しい文法なんて使わないから、単語の数が結局ものを言う。旅行先の美術館での説明や、水道屋さんが来た時でも、普通の日本人なら理解できないことも、なんなく聞き取れるようになってくる!
おわりに
単語を覚えるのが嫌い、苦手なんて言う人には特に読んでもらいたい1冊!これを読めば英語の面白さにも気づけるし、覚えるときもコツもわかる。是非読んでみてね!
他にもおススメの本
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