Photo by Joshua Rawson-Harris on Unsplash
ある生徒さんに起こった出来事です。
スーパーのレジでお会計をしている最中に
生徒さん:「値段が書いてあったのと違います!」
店員:「そうですか・・・」
値段を確かめてくれる様子がなかったので、
生徒さん:「じゃあ私が行ってチェックしてきますから!怒」
写メでその証拠の値段を取り、レジまでもっていきました。
すると渋々値段を修正してくれたそうです。
生徒さんは自分の英語が通じないと困っていました。でもおそらく、正しく自分の言いたいことは伝えられていたと思います。
ただこれは日本語っぽい言い回しだから、通じなかっただけなんです!
英語のときに大切なのは、相手にどうしてほしいのか、あなたはどうしたいのかを、相手にはっきり伝えることです!
正解は・・・
- 「値段をチェックしてきてくれる?」と頼む
- 「値段を書いてあった金額にできる?」と聞く
- 「その値段なら、私は買わない」と言う
こんな風に、しっかりどういう行動をとってもらいたいのか、自分はどうしたいのかを伝えることが大事です。
「値段が違っている」というのはただの事実でしかないんです。
なので店員さんも
「うん、教えてくれてありがとう」
くらいにしか思っていません。
日本語は察してもらう言語
日本語は相手に察してもらうことを前提として話します。なので英語で自分の言いたいことを伝えられていたとしても、理解してもらえないことがあります。
例えば
「この部屋寒いな~」
というのは
(誰かヒーターの温度をもっと上げてくれない?)
という気持ちが込められていたりします。
他にも
「お腹すいた~」には
(何か食べるもの作って)となります。
相手にしてもらいたい行動を直接的に伝えていません。それが日本語のふんわりとしたニュアンスで、相手に気を使っている、という日本語の良いところです。
でも英語ではそれが裏目に・・・。
おわりに
英語で物事を伝えるためには、言語以外の壁が存在します。
まさに日本では学べない英語です。アメリカに駐在しているからこそ、気づけることがたくさんあると思います。
まず最初に、はっきりと自分の言いたいことを伝えるのを心がけましょう!