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アメリカ人に聞き返されたとき、「はぁ?」と言われたことはありませんか?
日本語で「はぁ!?」と言われると、かなりムカッとしますよね。そのことから、英語でそのように言われても、同じように受け取ってしまうのかと思います。そのため、なんだかひるんでしまい、英語を話すことに苦手意識が生まれるていくのではないでしょうか。
聞き返される要因としては、ほとんどの場合、あなたの言い方や英語に問題があるのではなく、ただ単に声が小さいだけです。
さらに聞き返されたときにへこまないようにするためには、日本とアメリカの文化の違いに気づいておくことです。そうすれば、堂々とした態度でいられるようになるでしょう!
飛行場での出来事
先月、日本へ行ったとき、羽田空港の身体検査でボディチェックを受けることになりました。ピーって鳴った・・・(+_+)
その時に
「靴を脱いで、このトレイに入れて、椅子に座ってください」
(係の人の声が小さかった)
「あ、あ、ちょっと今聞こえなかったんですけど、な、な、なんですか・・・???(゚Д゚;)」
(しどろもどろで)
と言いました。
そういう場合、英語だと
「I'm sorry?」
と聞き返せばいいのですが、日本語のいいフレーズが思いつきませんでした。
「日本語で聞き返すのって難しいなー」と感じました。
日本人同士の聞き返し方
直接聞き返さない
日本人同士で話していて、もし聞き取れない言葉があった場合、すぐその場ですぐに聞き返さないですよね?
全て聞き終えてから、
「こういうことだった?」
と聞くことが多々あります。
遠回しな言い方
電話などのやり取りでよくあるのですが、
「電波の状態が悪いようです」
「お電話が遠いようです」
というのをよく耳にすると思います
アメリカでこれを言うと、「だから何!?」という感じになります。
聞き取れなかった方が恐縮
友だち同士の会話で何か聞こえなかったりしたら、
「ごめん、もう一回言ってくれる?」
などと言いませんか?
他にも公共の場などに行くと
「申し訳ございませんでした。もう一度うかがってもよろしいでしょうか?」
なんて言われると思います。
つまり、聞き取れなかった側に非があるような対応になります。
アメリカは直接的
それに比べて、アメリカ人はただ聞き取れなかったことを、聞きたいだけなんです。日本のように遠回しに言ったり、恐縮することは一切ありません。
それが英語になると
- What? ー なに?
- Huh? ー えっ?
となります。
日本にはない文化なので、少しびっくりすると思います。決して英語ができないあなたを責めているわけではないんです!
ちなみに "Huh?" の意味
多くの人をへこませている "Huh?" の意味をちゃんと理解していますか?これがわかれば怖くなくなるはずです!
huh Definition in the Cambridge English Dictionaryより
said to show that you have not heard or understood something
(訳:聞こえなかった、という意思を表す言い方)
聞き返されたときの対処法!
では、実際聞き返されたときに消極的にならないためには、どうしたらいいのでしょうか?
- 声を大きく、はっきりと話す
- あなたのことを否定しているわけではないことを、頭にいれておく
- 英語ができなくてごめんなさい、という気持ちは捨てる
この3つのポイントを押さえて、強い心と態度で攻めましょう!
おわりに
私たちの母国語は英語ではありません。なので、聞き返されて当然なんです。 聞き返されることはまったく悪いことではありません!
それに、これが英語からどんどん離れていく原因の1つでもあります。そしてどんどん英語が話せなくなり、でも聞き返されて落ち込み・・・という、無限ループに突入します。
そうなってしまえば悲しいですよね・・・。
そうなる前に、是非この3つのポイントを押さえて、楽しいアメリカ生活をおくりましょう!