日本語の母音は「あいうえお」の5種類です。とってもシンプルですよね~。それに対して、英語の場合は「a, e, i, o, u」から10種類以上の音ができます!
この母音をしっかり理解していないとどうなると思いますか?
実は、母音がちゃんと発音できていないと、いくら難しい「TH」「R」「L」がうまくできていても、通じないんです!「せき cough」が「ふくらはぎ calf」に聞こえたり、「プール pool」が「引く pull」に聞こえたりしてしまいます!!!!
母音の発音は奥が深いので、舌の位置、口の形、口の開き具合と、1つ1つ見ていくとここでは書ききれません!
でも大丈夫!今回は、母音の発音のいろいろあるポイントの中から、明日からすぐに試せる、とっても簡単なやり方を1つ紹介します!
音の長さに注意する
母音の音の長さを気にしたことはありますか?この長さをしっかりと身につけるだけで、今よりも2倍通じる英語になります!
特に注意してもらいたいのは短い母音です。
日本語は語尾を伸ばしがち
Aさん:「おはよー」
Bさん:「今日は道混んでたー」
Aさん:「たいへんだったねー」
こんなのよく日常でありますね!
注目してほしいのは語尾です。割と私たち日本人は、音を伸ばす傾向にあります。考えてるときに「えーーと」「ほらーー」なども、伸びちゃいます。
短い母音が苦手な日本人
何も意識せずに英語を話していると、つい日本語の「伸ばす」癖がでてしまいます。
自分では
「I live in Michigan.」
と言ってるつもりでも
「I leave in Michigan.」
となっている場合がほとんどです。
本当に短く言わないと、長い母音に聞こえてしまいます。
5つの母音から10種類以上の音
「a, e, i, o, u」から10個以上の音を作り出そうとするわけなので、長い音なのか短い音なのか、で違いが出てきちゃうわけです。
他にも、音の高低差や母音を2つくっつけたりする場合もあり、研究者によってその分け方はいろいろあります。なので、15種類という意見もあったり、20種類以上という人もいます。
気を付ける母音
似た単語の、短い母音と長い母音を紹介するので、比べながら練習してみてください!そして、自分でも探してみると、より理解が深まります。
そして、発音するときには、意識して短くするようにしましょう~。
※短い母音が右側
【日本語の「ア」-発音表記「ʌ」「æ」】
- but bat
- run ran
- fun fan
【日本語の「イ」-発音表記「ɪ」「i:」】
- sit seat
- live leave
- hit heat
【日本語の「ウ」ー発音表記food「uː」「ʊ」】
- foot food
- pull pool
- full fool
【日本語の「エ」ー発音表記「e」「æ」】
- men man
- end and
- hem ham
まとめ
英語の発音で難しいのと言えば、日本語の音にない「R」「L」「TH」と思われ、どうしても、子音に焦点が当てられがちです。
でも実は母音にも日本語にない音がたくさんあります。
単に、「あっ」「あー」というのでは、日本語だと同じ母音ですが、英語では全然違う音になります。
日本人は、長い母音は得意なので、しっかりと短い音を短く発音することが一番のポイントです。 今すぐ試してみてください、今まで通じなかったのが通じやすくなること間違いなしです!