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英語のテレビを見たり、映画を見たりして英語を学ぼうとしていませんか?
いわゆる、英語を浴びるように聞いて、英語に慣れよう!というようなことを、 テレビ、映画、教材のCD、などを使っていては’、いつまでたっても上達はしません。
でもやっぱり英語を聞くことは、英会話上達にもつながります。 じゃあ、どのように英語を聞くのが最適なのか気になりますよね?
実は「盗み聞き」がとてもいいのです!
リスニングに効果があるだけではなく、ボキャブラリーを強くする’ことと、日常会話のを、普通の日本人レベルからネイティブに近くなるように、成長させてくれます。
ここでは私が普段から実践している、「正しい盗み聞き」というのを紹介していきたいと思います。あなたも「盗み聞き」をマスターして、自分の英語に自信をつけて、さらに成長していきましょう!
テレビ、映画、教材CDの英語のデメリット
テレビドラマや映画は非現実的
あなたが知りたいのは、あなたに必要な英語です。
でも、あなたと同じように、外国から駐在にきている奥さん、という役の人が出ている映画やドラマ、はなかなかないです。
子供もいる既婚者なのに、恋愛映画を見てもあなたに使える英語は学べません。スターウォーズやバットマンなどのアクション映画も、現実離れしているので、英語学習には向いていません。
ゆっくりな教材のCD
そして、教材のCDのリスニングはゆっくりすぎます。
「まずはゆっくり聞いて慣れてから!」
何て言いますが、これは無理です。
ゆっくりに耳が慣れてしまい、それがくせになって、普通の速度の英語を聞き取るのにとても苦労します。お箸の持ち方と同じで、一から正しい持ち方を学ぶよりも、慣れてしまっているお箸の持ち方から、正しい持ち方に直すことのほうが、何十倍も大変です。
盗み聞きがいい!
英語がなかなか上達しないあなたと、私のちがいは何だと思いますか?
私は、ただ机に向かって、教科書とにらめっこしながら、英語を学んでいるだけではなく、日常の中に、英語の勉強を取り入れていていることです。
なので、意識しなくても勝手に、新しい英語を学ぶということができています。
車での移動中でも、ラジオから聞こえてくるCMをシャドーイングしたり、途中の標識を発音したり、歌を歌ったりと、スーパーに行けば、なるべく長く店員さんと世間話をしたり、モール、では自分からどんどん話しかけていったりしています。
その中の、自然と英語が学べるようになっている仕組みの1つがm、「盗み聞き」です。
私はつねに
「盗み聞きできる人たちはないかな~」
と探しています。
病院や美容院の待合室、子供のお迎えを待ってるとき、レストランでも、モールでも、ありとあらゆるところで、聞き耳を立てています。
リアルな英語が聞ける
スピード
リアルな速度で聞けます。
友達同士で話しているときに、わざわざゆっくり話さないのは当然です。こっちのスピードになれるための訓練になります。
実際に話されてる単語
映画、テレビの世界は、普段の生活に比べると、使ってるいる単語が違います。
日本の場合もそうですが、ドラマの中の言葉は、ちょっとロマンチックだったり、おおげさにしている部分があったりします。なので、「くさいセリフ」「きざなセリフ」なんて言います。
アメリカでも同じで、映画やドラマには、普段使うと不自然な表現があります。
でも盗み聞きによって、自分の周辺ではどんなボキャブラリーが頻繁に話されているのかを、把握することができます。
そうすることによって、違和感のない英語に近づけるでしょう。
どこでもできる
当たり前のことですが、盗み聞きをするのに場所は問いません。
英語の勉強をしようと思うと、学校、家の中のテーブル、図書館、コーヒー屋さん、など、ある特定の場所に行く必要があります。
でも盗み聞きは、あなたがいる場所がすでに勉強の場になっています。
時間を割く必要がない
待っている間の隙間時間を利用できるので、他の英語の勉強とは違い、時間を作って机に向かって、という面倒なステップがありません。
私も
「今日は単語を30分間勉強するぞー!」
「今日は音読15分するぞー!」
と思っていますが、なぜかなかなかできないんです。
今週なんて
「私に30分は難しいのがよく分かったから、5分にしてみよう!」
と思っていたのですが、それもまだできていません。
でも後になって考えてみると、
「私は、あの1,2時間してたんだろう~。5分くらいの時間はとれたはずなのに・・・」
と不思議に思ったりします。
ひとつ前の「どこでもできる」というのに、似ていて、あなたがいる場所がすでに盗み聞きの勉強の場になります。
盗み聞きのポイント
似たような人を探す
必ずあなたとマッチする人たちを選びましょう。
というのは、あなたはおしゃれが好きなのに、盗み聞きの相手が、ガタイの良い、大工のおじさんだと、意味がありません。
大工のおじさんは絶対にカシミアの話なんてしません。
なので、自分と雰囲気が似ている人、状況が似ている人を見つけるのが、1つのポイントになってきます。
どんな単語を使っているか注意する
教材や単語帳にはたくさんの言葉があふれています。
でもその中で日常会話に使われる言語は限られています。
残念なことに、どの単語が日常会話に必要か、そうではないのか、というのは誰も教えてくれません。なぜなら、人によってボキャブラリーはさまざまで、1人1人口癖などがあり、さらに住んでいる地域によっても、変化するからです。
そのため
「絶対にこの単語は日常会話ではつかわないっ!!!!」
なんて、誰も宣言することができないのです。
でも正しい(笑)盗み聞きによって、それを知ることができます。
適当に聞く
一語一句のがさす聞こうとすればするほど、英語は聞けなくなるものです。
なので、全体の会話の流れをつかむような感じで、適当に聞いてみましょう。
その中で
「あっ、 "take" が聞こえたな」
「この人 "like" が口癖なのかな?」
と、良く聞こえたもの、聞き取れた単語などを見つけるようにしましょう。
文章を聞き取るのではなく、どういう会話をしているのかを考えながら聞くのです。
身振り手振りも観察
実は英語上達のためには、ただ英語を聞いて、勉強するだけではだめなんです。
「英語を話す」ためには、体の使い方も重要になってきます。
日本人は話をするとときにジェスチャーが少ないですが、アメリカ人はとても大きく表現します。他にも、日本人は会釈をしますがアメリカ人はしません。
ジョギング初心者でも、「いかにも走ってます」という感じのウェアを着ていれば、周りから見れば、本当に走れそうな人に見えます。「形から入る」というのが、英語にも必要です。
そうすることによって、体の外側から英語を話しやすくしてくれます。 そして、自分に自信も与えてくれるので、英語上達にもつながります。
まとめ
英語の上達には「盗み聞き」が大切なことが、少しでも理解できましたでしょうか?
でも、明らかに、「盗み聞き」とわかるような態度は絶対に避けましょう。あくまでも、さりげなく、がポイントです。
正しい盗み聞きのコツは4つ
- あなたと似たような人たちを探す
- リアルな単語を吸収する
- 全体の会話を聞く
- 身振り手振りも観察
これらを頭にいれて、どんどん盗み聞きで英会話力アップを目指しましょう!