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アメリカに初めてきたら、わからないことだらけで当然です。旅行とは違い、生活をするというのは、本当にたいへんなことです。
その中でもあなたを不安にさせてる要素は「英語」ではないでしょうか?
もし何もかもが違う世界に行ったとしても、すべてが「日本語」であれば、ここまでは心配にはならないと思います。
この状況をどうにかするには、本当は、英語がわかるようになることが1番いいです。
でも、学生の頃に、3~10年も英語の勉強をしてたのに話せなかった英語が、アメリカにきてからすぐに話せるようになるのは、ほとんど不可能でしょう。
ここでは、英語の不安を少しでも減らせるたった1つの方法を紹介します。とても簡単で、普段やっていることに、あることをプラスするだけなので、明日からでもすぐにできます!
しかもこの方法を実践すると、英語も伸びるんです!
それでは見ていきましょう。
下調べの重要さ
1に検索、2に検索、3,4がなくて5に検索!
例えば、アメリカにきて初めて、スーパーに行ったときに、事前に、あなたはちゃんと下調べをしていきましたか?
「ただのスーパーの買い物なのに、こんなに難しいんだ・・・」
と落ち込んでいたら、それは準備が足りていなかったからです。
他にも子供の個人懇談、家の修理を頼むとき、病院へ行くとき、ヘアサロンへ行くとき、など、初めてアメリカに来るわけですから、全てのことが初体験です。それらすべてにはかならず「下調べ」が必要です。
日本語で検索
まずは、やはり日本語で検索するのが、1番わかりやすいと思います。
アメリカに住んでいる日本人は多いので、たくさんのアメリカ生活に関してのブログがあります。同じようなことに悩んだことがある経験をもったからこそ、ブログに残している場合が多いので、あなたの知りたいことを見つけるのは簡単です。
ここまではやっている人も多いはずだと思います。でも重要なのは次なんです!
英語でも検索
ここで忘れてはいけないのが、日本語で検索するだけではなく、英語でもリサーチすることです。
こっちのほうが重要です。
日本語での検索の場合は、どうしても数に限りがあります。なので、得られる情報も限られてしまうのです。
【アメリカは広い】
ミシガンに住んでいる人と、カリフォルニアに住んでいる人たちの生活スタイルは全然違います。話す英語でさえも違うこともあります。
私がミシガンにきて驚いたのは
「どこのサブに住んでるの?」
という質問でした。
「サブって何??」
と思っていたらそれは「subdivision」の略でした。
でもカリフォルニアでは、その言葉を使っている人を見たことがありません。
というように、アメリカと一口に言っても日本の20倍以上の面積があるため、多種多様です。あんなに小さな日本の中でも、方言があったり、ものの呼び方が違ったりするので、アメリカではその差はもっと広がります。
でも英語で検索することによって、全米の情報が入ってくるので、勘違いがなくなります。
「あのブログにはこう書いてあったのに、全然ちがった~!!!涙」
という状況を回避するためにも、英語でも検索がとても大事です。
わからないのは英語が原因でない
アメリカと日本の生活スタイルは全然違います。なので、やっぱり外国にきたんだなという感じがすると思います。
私はメキシコに1年留学してからアメリカにきました。驚いたことに、メキシコはアメリカの隣にあるせいか、同じようなことがたくさんありました。メキシコ人がアメリカにきても、日本人が感じるほど、外国の雰囲気は感じていないと思います。
例えば、メキシコで食べていたシリアルが売られていたり、薬が同じパッケージだったりしました。
日本と比較すると、アメリカのシリアルは色がカラフルで、大きさも日本の4倍くらいはあります。薬は、名前、色、タイプ、大きさ、パッケージなど全くちがいます。
食べ物や薬でこんなにも違いがあれば、生活スタイルや考え方も大きなズレがあって当然です。
不安を取り除く
最初に、これから行く場所や起こる事態が、どういうことかを把握しておくことで、心配がなくなります。
私は子供が生まれる前に、
「陣痛ってどれだけ痛いの!?麻酔はどうするの!?破水したら救急車なの!?」
などと、出産についてとても不安をかかえていました。
でもその当時、たまたまTLCというチャンネルで「A Baby Story」という番組を見つけました。
30分の番組で、出産のドキュメンタリーです。それを毎日食い入るようにみて、だいたいお産の流れはつかむことができました。
いつドクターに電話するのか、病院ではどんなふうに過ごすのか、どのくらい大変なことなのか、という不安に思っていたことが解消できました。
こんなにたくさんこの番組で勉強してたのに、残念なことに、初めての出産は子供が逆子だったので、帝王切開になってしまいましたが、このテレビ番組のおかげでそこまで戸惑うこともなく、無事に出産することができました。
日本の常識は通じない
残念ながら、日本の常識は日本国内だけでしか通用しません。
あなたが気づいていないだけで、あなたが常識だと思っていることはアメリカでは常識ではないかもしれません。
その常識が邪魔をして、怒りが込み上げてきたきたり、勘違いがうまれ、ミスコミュニケーションになってしまう可能性があります。
時間の考え方
例えば、日本では、10時に待ち合わせをしたら、5~10分前についておくことが前提です。中学、高校では「10分前行動!」なんて習いました。
それに対してアメリカでは10時と言われたらぴったり10時に行く、という感覚です。メキシコなんかだと10時に家を出てくる人や10時から支度をはじめるという人もいます。
アジア圏でも、カンボジア人同士のカンボジアスタイルの結婚式に行ったときは、本当にびっくりしたことがありました。結婚式でさえも、時間通りには始まらず、人も全然来ませんでした。結局、招待状に記載されていた時間の3時間後くらいに始まりました。
ドクターからの質問
先週かかりつけの医者に、年に一度の検診に行ってきました。その時の問診の中で、1つ驚いた質問がありました。
「Do you feel safe at home?」
DVにあったりしてないですか、という意味の質問です。
なので、医者にただの検診に行って、あなたが
「こんなもんだろうな~、日本と同じ同じ~、楽勝~」
なんて思っていたら、突然、
「Do you feel safe at home?」
こんな風に聞かれ、意味は簡単なのに、それが日本の常識とあまりにもかけはなれているため、
「え?なんのこと!?全然わからないっ!!!」
という状況に陥ります。
単語を頭に入れておくだけで会話がスムーズに
英語で下調べをすると、専門用語などを知ることができます。
こういった特殊な単語はよっぽど勉強していない限り、普通では出会えないものです。
でもあなたが必要とするシチュエーションを、ピンポイントで検索することによって、一般的には知られていない言葉がでてきます。
特に、病気になって医者にかかるときが、ほとんどの人が対応できないと考えているシチュエーションではないでしょうか。でも、最初に、難しい専門用語の英単語をみておくだけで、ドクターとの会話が、なんとなくわかるようになります。
【単語吸収】
ドクターに行く前に下調べをすることによって、単語が頭に入ります。そして、ドクターがその言葉を発することで、聞くことができます。これら2つはインプットです。
そして、自分でもその下調べで得た単語を使って、ドクターに質問すると、これはアウトプットになります。
このインプットとアウトプットが組み合わさることによって、単語がより一層覚えやすくなります。
まとめ
いかがでしたか?
今日は「下調べ」がポイントでした。特に大事なのは、英語での事前調査です。これをおこたっていると、思わぬ落とし穴に引っかかってしまいます。リサーチすることによって、事前準備ができ、3つのメリットがうまれます。
- 不安をなくす
- 日本とアメリカのギャップをうめる
- 会話がスムーズになり、聞き取りやすくなる
「検索」でどんどんアメリカ生活のコツをつかんでいってもらえたらと思います!