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文法も理解して、ボキャブラリーも豊富で、うまく文章も作れるようになった!
英語がまあまあ話せるようになってきて、初級は抜け出せた!
けど、まだ何かが足りないな・・・。なんだか、英語が英語っぽく話せない・・・。
こんな悩みをお持ちではないでしょうか?
もしかしたら、それはあなたの英語の能力が問題ではないかもしれません。
実はその秘密は、「裏拍」にあるんです!少しだけリズムを変えてみるだけで、ぐーんと一気に、英語がうまくなる方法をお伝えします。
日本語と英語では拍子の取り方が違った!
拍子というのは、よく音楽で使われる用語です。小学校の音楽の授業で、4拍子や3拍子を使って、指揮の練習をしたのを覚えています。
音楽の4拍子というのは、1・2・3・4と数えます。そして、そのひとつづつのことを1拍と言います。
言葉の拍子
言葉にも音楽のように、拍子があります。言葉を数えるときには、音節、または英語で、syllableという言葉を使います。
日本語の音節はとてもわかりやすいです。一つ一つの文字が、それぞれ一つの音節でできています。例えば、「おはよう」は4つの音節からできています。
それに比べて英語は、すこし複雑です。「good morning」という言葉には実は、音節は3つしかありません。でも、日本語読みをすると「グッドモーニング」と8こに感じてしまいます。そこが、私たち日本人にとって、英語を難しいと感じてしまう一つの要因でもあります。
ここまでは、たくさん英語を勉強している人ならわかっていると思います。でも、実をいうと、数え方よりも、リズムが重要なんです!
日本語と英語のあいづちで比べてみる
あなたは普段どんなあいづちを使って、おしゃべりをしていますか。あいづちの仕方は人によってさまざまで、沢山の種類があります。まずは、どんなふうに違うのかを日常的に一番よく使われる「うん」と「uh-huh」の2つを、比べてみましょう。
うなずくタイミングの違い
日本人でもアメリカ人でも、あいづちをするときにはうなずきます。でも、このタイミングに大きな違いがあったのです。
同じ2つの音節でできた単語で、比較してみると・・・
日本語 うん
英語 あはん (uh-huh)
※赤い文字のときにうなずきます。
真逆のところに拍が来ているのが、よくわかります。これがまさに「裏拍」なんです!
日本語のリズムで英語を話すと話しづらい
英語の文章を読んだりするときに、言いづらいなと感じるのは、この拍の取り方が違うからなんです。詰まってしまったり、うまくつながらない、スラスラ言えない、と感じている人は多いと思います。
文章で拍の違いを見てみる
よく日本人が話すのはこんな感じです。
アイ ライク ミュージック アンド ダンス
● ● ● ● ● ●
アメリカ人はこうしてる!
アイ ライク ミュージック アンド ダンス
● ●
全然違うのがよくわかります。こんなにも、日本語と英語のリズムがそろっていないので、日本語のように英語を話すと、話しづらいのは当然です。
日本の童謡「ちょうちょう」
ちょうちょうを、手を叩いて、普通の拍子をとりながら、歌ってみてください。そのあとに、裏拍でも試してみてください。
そうすると、裏拍の方に、少し違和感を感じると思います。叩きづらいのと、なんだか子供の童謡なのにかっこいい感じになった気がします。ガラッと雰囲気が変わってしまいました。
それが英語を話すときにも、同じことが起こっています。
裏拍をマスターする方法
首を振ってみる
まずは裏拍に体を慣らしていくために、首を大げさにふることから練習してみましょう。
こうすることで、裏拍を体から覚えることができます。最初は意識しながらやってみるしかありません。でも、だんだんそれが英語を話すときの習慣となって、自然にできるようになるでしょう。
裏拍のタイミングを自分のよく知ってるフレーズで体に叩き込む!
日本語のうなずきよりも、一個遅れた感じで首を振ります。日常的によく使われる短いフレーズで、見ていきましょう。
【赤い文字のタイミングで首を振ります】
- Can I ~ ? ケアナイ~?
- I like ~ . アィライㇰ
- I went ~ . アィウェンㇳゥ
- Great! グレイㇳゥ
- How are you? ハゥアーユー
- I know. アィノウ
まとめ
英語を話すときに、裏拍を意識することは、ネイティブっぽく聞こえるだけではなく、自分でも英語を話しやすいと感じるでしょう。
今回の、裏拍ができるようになるためのポイントは
❝①首を振る ②よく使う短いフレーズで練習する❞
是非この裏拍を取り入れていってもらいたいと思います!