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せっかく勉強してボキャブラリーを増やしているのに、なかなか会話が上達しないな、なんて思うことはないですか?
それは日常会話に使える単語を覚えていないからかもしれません。話す英語と、本に書いてある英語は別のものです。本を読むことは英語学習には欠かせないので、日常で使わない単語も覚えておく必要があるのは事実です。
でも、アメリカで生活していくためには会話のための英語が不可欠だと思います。
ただ残念ながら、単語帳をみても実際にネイティブの人が使っている単語がどれなのかはわかりませんよね。
ここでは
難しい単語はいいから、日常会話に使える単語を覚えたい!
手っ取り早くボキャブラリーを増やしたい!
と思ってる人にぴったりのPhrasal Verbs(句動詞)を紹介していきます。
Phrasal Verbとは
Verbというのは動詞です。例えば、do/take/read/makeなどがあります。
Phrasalというのはphrase「フレーズ」を形容詞にしたものです。英語のおしゃれなフレーズや、英会話の基本的なフレーズなどと、耳にしたこともあるでしょう。言葉のかたまりという意味になります。
そのまま訳すと「かたまりの動詞」という風になるでしょう。2つ、3つの単語が組み合わさってできる動詞ということです。他にも熟語と言われたりもします。
pick up(拾う、迎えに行く)やtake off(飛行機が離陸する、帰る)がよく知られているphrasal verbだと思います。
なぜPhrasal Verbがいいのか?
ネイティブは難しい単語なんかよりも簡単な単語を組み合わせて日々、会話をしています。
英語を話す人たちは日常で1000語くらいの単語を使って会話をしているといわれています。日本の高校までで習う単語は3000語だそうです。ということは、ちゃんと日常生活がおくれる英語が身についているはずです。
でも、なぜかしゃべれない。それは、日本人である私たちは簡単な単語を上手に使えていないからなんです!
Phrasal Verbを学ぶメリット3つ
もうすでに知っている単語の組み合わせなので覚えやすい
Phrasal Verbは難しい言葉を簡単にしている表現なので、中学生で習った単語ばかりで構成されています。
新しくextinguish(消す)という単語を覚えるのは難しいですが、同じ意味のput outなら簡単ですよね。両方とも単純な単語から成り立っています。
意味も分かりやすい
知っている動詞がくっついてくるのでなんとなく意味も予想できます。
eat outは外食する、という意味になりますが、見たままな感じがしますよね。
では、fill out(記入する)はどうでしょう。fillは「いっぱいにする、埋める」なので、記入用紙の空白を埋めます。outは「出す」というニュアンスで、自分の情報を書き出す、という意味合いになります。「fill out=記入する」と覚えると難しいですが、行為そのものを想像するとわかりやすくなります。
「動詞+小さい単語」なので言いやすい
難しいスペルの単語は発音も難しいです。でも、Phrasal Verbは短い単語が2、3こなので、容易に発音できます。
例えば、remove(服をぬぐ)は日本人の苦手なRとVが入っていて、発音が厄介です。でも同じ意味のtake offはとっても楽に発音できてしまいます。
他にもdo physical exercise(運動する)は長いですが、work outといえば短くなり楽に言えます。
注意!覚え方のこつ
ここで注意してもらいのが、暗記の仕方です。ただただ丸暗記するのではなく、想像しながら覚えていくのがポイントになります。
覚える際に「英語の単語=日本語の意味」と頭の中にため込んでいくと、どうしても行き詰ってしまいます。それに、1つのPhrasal Verbでいろんな意味をカバーしていることも多々あります。
例えば、「take off」には、離陸する、出発する、移すなど、辞書で調べるとさまざまな日本語訳がでてきます。でもどれも「何かから離れる」という意味合いにとれませんか。
このように、覚えるときは想像をしながら、本当の意味を理解するようにしましょう。
Phrasal Verbがたくさん載ってるサイト4選
150 Most Common English Phrasal Verb List - 1 –
An Extensive List of Phrasal Verbs | Common Phrasal Verbs
【最頻出】覚えるべき句動詞(群動詞)一覧!英語の重要イディオム | Studyplus(スタディプラス)
まとめ
今すでに知っている英単語を組み合わせるだけで、新しい意味を持つ単語になるなんて、一石二鳥です。
ポイントはただ一つ、丸暗記するのではなく単語の本質を見抜くことです。
このPhrasal Verbを使いこなしてどんどん英語を上達させていきましょう!